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東海大学付属相模高等学校中等部 吹奏楽部の皆さん(2019年3月)

東海大学付属相模高等学校中等部 吹奏楽部の皆様

 東海大学付属相模高等学校中等部吹奏楽部(顧問 伊藤浩巳・松下明香里)は、共同募金「年末たすけあい募金」の募金箱を定期演奏会(650人規模の大ホール)会場に置いて、募金に協力されています。部活動としては、良質な音づくりを目指して部員39名で練習を重ねてきた結果、今年度も第19回相模原吹奏楽コンクール中学校の部B部門「金賞」や第24回東関東アンサンブルコンテストで木管8重奏のチームが「銀賞」をはじめ、数多くの大会で受賞を果たされています。 また、温泉のように心地良い一時を過ごしてもらおうと「音楽音泉」という楽しい標語を掲げ、商店街でのマーチングや病院・施設等での演奏会を精力的に開催し、ファンを着実に増やしています。

 

 

 

皆さんの募金活動の歴史を教えてください。

 以前、募金活動は、生徒会行事として町田駅周辺で行われていて、吹奏楽部は、その応援として街を行きかう方たちに演奏を届けていました。その後、生徒会から引き継ぐ形で、学校近くの小田急相模原駅街頭で、吹奏楽部主体で演奏と募金活動のコラボレーションを始めましたが、屋外だと天候に左右されることもあるため、3年前から、学校を会場にした定期演奏会に、皆さんをお迎えする現在の形になりました。昨年の12月16日に開催した定期演奏会では、11,660円の募金が集まり、共同募金会相模原市支会へ寄付させていただきました。

 

吹奏楽部にとっての募金活動って何ですか。

 音楽と募金活動って、ちょっと似ていると思うんです。音楽は、その音色で人々の心を温める。募金は、その善意を形にして必要としている方たちに届けて温める。形は違っても温かさを届けたり、人と人とのつながりをつくるという意味では、同じかなと思います。

 私たちは、音泉(おんせん)サウンドと呼んでいるのですが、地域の方々、応援してくださる皆様に感謝し、一人でも多くの人にぬくもりを届けたいという思いで取り組んでいます。

 

皆さんの部活動の様子も教えてください。

結城 希海さん(1年生・副部長・トロンボーン担当)

 楽器に触れた経験は、なかったのですが、新入生歓迎会での演奏に一聴惚れして入部しました。最初は、右も左もわからず、できないことも多くて、悔しいことばかりでした。でも、練習を重ねたことは、もちろん、部の温かい仲間がいたことで、秋頃から演奏することが楽しくなりました。定期演奏会でも、自分のパートがうまくできたとき、何より拍手がもらえたときは、本当に嬉しくなります。

 

渡辺 葵さん(2年生・部長・トランペット担当)

 私たちの演奏について、いろんな方が一人一人の音色が綺麗と褒めてくださいます。その一人一人の音色をどう生かしていけるか、そして音楽というぬくもりを泉が湧くように、「いい音楽だなぁ」と感じていただける「音泉サウンド」を届けていけるか、コンテスト等で結果を残し、頑張っていきたいです。

 

 

 時崎 友莉亜さん(3年生・元副部長・クラリネット担当)

 演奏しながら行進や隊列を組むドリルマーチに憧れて本校に入学・入部しました。1年生の時は、コンクールに出場できなく悔しい思いをしましたが、努力を重ね、2年生で選抜メンバーになった時は、本当に嬉しかったです。3年生になって副部長になりましたが、仲間から支えられて充実した活動ができました。その集大成として、定期演奏会ではソロパートも受け持ち、皆様に音を届けられたことが嬉しかったです。

 

久保田 直翔さん(3年生・元部長・オーボエ担当)

 近所に本校出身の先輩がいたことがきっかけで入学し、吹奏楽部でオーボエと出会いました。有名なオペラの曲「トゥーランドット」でソロパートを担当した時は、とても悩んだことを覚えています。演奏会では、皆が知っていて盛り上がる曲、クラシック、様々な曲を組み合わせることなど曲選びが重要なことも学びました。地域の方から様々な場面でお誉めの言葉をいただき、また、その言葉一つ一つに励まされてきました。コンクールやコンテストは、結果が出てしまうけれども、どう楽しめたか、楽しんでもらうかが、何より大切と感じています。

 

 

 

 

 


インタビューを終えて・・・

 部活動が、地域とつながっていることで、生徒さんたちは、更に多くのことを学び、自分たちを高めている様子がうかがえました。吹奏楽部2018年度の活動目標である「奏思創愛~音は言葉を超える」のとおり、音楽を通じて人々に、地域にぬくもりを届けることの素晴らしさに、お話を聞かせていただいた私たちも心が温まりました。

 東海大学付属相模高等学校中等部吹奏楽部は、来年度も吹奏楽コンクール、マーチングコンテストで入賞を目指しています。皆様も応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 共同募金は、相模原市内で取り組まれる地域福祉活動(ボランティア活動の促進や障がい者の支援、生活困窮者を支援する活動への支援等)や社会福祉施設の整備などに活用されます。

 平成30年度に相模原市内でお寄せいただいた共同募金の総額は、51,129,904円(平成31年1月末現在)です。皆様の温かいご支援をいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

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