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柳川 要造(やながわようぞう)さん(2018年2月)

柳川 要造(やながわようぞう)さん

 「地域の役に立つことがしたい」と、平成22年から民生委員・児童委員、津久井地区社協青根支部の役員として活躍し、現在は津久井地区民生委員児童委員協議会会長。相模原市社協権利擁護事業審査会副委員長を務められています。

 「周りの人に感謝し、他人を気遣う」この言葉を忘れずに、高齢者の生きがいづくりの場である「やすらぎステーション」などの地域活動に取り組まれています。

 

 

地区社協の支部活動を始めたきっかけは何ですか

 平成19年に自治会長を務めていた時に、地域の民生委員・児童委員さんと「定年になったら、地域に役立つことをしてみたい」というお話をしたことがありました。平成22年12月に、その方を引き継ぐ形で民生委員・児童委員に委嘱された際に、併せて地区社協青根支部の委員となり、本格的に福祉活動に携わることになりました。

これまでの活動で印象に残っていることはありますか

 最初に、支部の規約の改正や委員が責任をもって活動ができるよう役割分担の整理などに2年ほどかけて取り組んだことです。今は、特定の委員に負担がかからないよう、皆で協力して活動ができる体制になっていると思います。

 また支部活動のメインとなっている敬老会や「やすらぎステーション」の活動に参加されている地域の皆さんが楽しまれている様子を見るのもやりがいのひとつです。

敬老会は、中学校を借りて落語会や地元の演劇愛好会のお芝居などを催して、参加者から好評を得ています。「やすらぎステーション」では、軽い運動やクイズを行っています。

今後も、担い手の負担にならないように、その時代に合わせて活動も変えていきたいと考えています。

地域の活動を通して大事にしていることはありますか

 大事にしていることは、「仲間への感謝」です。自分の趣味の話になりますが、地元の若い人たちに誘われて、時々ゴルフをしています。送り迎えをしてもらったり、ゴルフを終えてから反省会をするなどして、楽しい時間を過ごしています。また俳句の会にも参加していますが、そこにも若い人から90歳の方まで様々な人がいるなかで、特に高齢の方々が作られる俳句には、感動をいただいています。

 このような楽しい時間を過ごすたびに、「自分が付き合っている仲間を大切にしよう」という気持ちになります。

 

 仲間たちのおかげで、様々な情報が得られるだけでなく、ストレスの解消にもなり、生活の潤いになっています。集まりに誰かが欠けていれば、「今日はどうしたのだろう?」と皆が心配したりもします。

このような「周りの人に感謝し、互いに気遣う」ことが、自分の福祉活動の原点になっています。

 

今後の抱負を教えてください

 先ほどのやすらぎステーションの活動では、軽い運動や頭を使うトレーニングや歌を歌ったりするだけでなく、取り入れていきたいです。例えば、流行しているの脳トレや、最近の活動に取り入れている音楽療法などを、高齢者の方が健康寿命を延ばすための機会にしていきたいと考えています。

 また、青根地区では、サロンがないので、サロン活動の発足に力を入れていきたいです。地区でサロンをやってみようとの声が上がったので、モデルケースとして実施し、活動につなげていきたいと思います。

 時代に合わせてその在り方も変わっていると思います。外に全く出なくなってしまった人が増えたり、世間話をする場所が少なくなってきているなど、時代の変化に合わせて、より良い地域活動を考えていきたいと思います。

 

 


 

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