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鈴木 加代子さん(2017年6月)

鈴木 加代子(すずき かよこ)さん

鈴木 加代子(すずき かよこ)さん
緑区千木良在住               
昭和48年から千木良婦人会、平成21年からは「サロンさくらんぼ」の立ち上げに関わり、街並み美化活動「アイリスの会」に所属、相模湖地区民生委員児童委員協議会副会長及び相模湖地区社会福祉協議会理事などを務め、昨年11月末日に15年間務められた民生委員・児童委員を退任されました。退任後も様々な地域活動に取り組まれています。

 

地域活動を始められたきっかけと現在の活動内容を教えてください。

最初は、現在の住まいに転居した際に、女性の地域活動として誘われた「千木良婦人会」に所属しました。千木良婦人会では、近くにある津久井やまゆり園への毎月の慰問活動、公民館活動、高齢者への慰問、千木良地区敬老会、災害時の炊き出し等多岐にわたり様々な活動に参加しました。平成13年に民生委員・児童委員となり、平成21年に婦人会が解散すると同時期にふれあいいきいきサロン「サロンさくらんぼ」と沿道の美化活動「アイリスの会」を始めました。

これまでの活動で印象に残っていることや嬉しかったことは何ですか

色々ありますが、地域の高齢者のおしゃべりと昼食を通した定期的な交流が出来ればと、サロン活動を始めて、今年で9年目になります。サロンでは誕生月の参加者に、歌とカ-ネ-ション、写真のプレゼントをしているのですが、一人暮らしの方から「家では誕生日を祝ってもらうことがないけど、ここに来ると大勢の知り合いに祝ってもらいとても嬉しい」、「本当にいつも楽しい時間と美味しい食事をありがとう」という言葉をかけていただき、とても励みになっています。また、皆さんが毎回とても楽しみにしてくれるので、準備にも力が入り、サロン開催の前週に準備打合せ会を行っています。

 

色々印象に残ったことがあると言われていましたが。

もう一つ、民生委員・児童委員として様々な相談、支援等に関わってきましたが、最後の5期目の時、一人暮らしで体に障がいをのある方がいました。その方は、地域の方と馴染めず、ゴミ出しのルールが守れないと、自治会や近隣の人から相談があったことがきっかけで、関わるようになりました。本人の生活のリズムもあり、ゴミ出しの事を理解していただくのに苦労しました。その後、体調を崩しがちで入院やショートスティを利用する時に生活のことや、入院中の飼い犬についての相談をよく受けました。
体調の関係で病院の近くに引っ越し、担当地域を離れてしまいましたが、転居後も元気な声で連絡をしてくれたことが印象に残っています。

民生委員・児童委員活動には色々な思いでがあるんですね。

萬壽 淑子(まんじゅ としこ)さんそうそう、地区社協事業で、高齢者・障がい者等への医療情報ケ-ス「とっさの時のあんしんケース」を配布しているのですが、自宅に常備された方から、「実際に体調を崩して救急車を呼んだ時に『あんしんケース』をみて、手際よくいつも受診している医療機関に受け入れ依頼をしてくれて助かりました」と、とても喜ばれました。あと、地域に誕生した赤ちゃんにボランティアが手作りのプレゼントを渡す、「こんにちは赤ちゃん相模湖ぬくもり支援事業」を通してお母さんたちとの繋がりもできました。

新たに民生委員・児童委員に就任された方へ何かアドバイスやメッセージなどをお願いします。

民生委員・児童委員を務めながら地域活動をしていたので、民生委員・児童委員としての支援者の立場と地域活動をしている立場の線引きが難しく悩みながら、15年が過ぎました。民生委員・児童委員活動としての関わり方は何処から何処までやればいいのか、なかなか答えが見つかりませんでしたが、相手の気持ちに寄り添うことを大切にし、良き相談者でありたいと、いつも思い続けてきました。


インタビューを終えて

鈴木さんは多年にわたり、民生委員・児童委員活動や地区社協、婦人会、サロン、美化活動等に尽力されてきました。地域では、顔を知らない人はいないというぐらい、いろいろな活動をされ、地域に貢献されてきました。地域の方から頼られるのも、控えめでやさしい鈴木さんの人柄だと感じました。今後も、サロン、美化活動等出来るボランティア活動を続けたいとのことでした。

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