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悠ボラの会のみなさん(2014年3月)

悠ボラの会(ゆうぼらのかい)のみなさん
「悠ボラの会」は、相模原8丁目にある代表の佐久間育子さんの経営する手作りの店(手作り品販売)「悠遊」を拠点にして、地域の方と関わることを大切にし、平成24年の夏から毎月施設のディサービスに通うお年寄りにお誕生日をお祝いする手作りのはがきを送っています。

【写真】上 宮原さん  袴田さん 下 佐久間さん 石井さん

 

活動を始められたきっかけを教えてください。

手作りの店「悠遊」では、東北の震災津波をきっかけに、避難所に絵本を届けたり、義援金の募集をしたり、小さな活動ですが、皆さんが集う店として、いろいろな活動を行っていました。その中で、地域には、孤独なお年寄りもいらっしゃるのじゃないのかしら、おじいちゃん おばあちゃんがますます元気になってくれるように、何かできないことはないかと、お店に集まる人たちと相談した結果、自分たちで、ふれあいを大切に、手作りのはがきをお届けしようと言うことになりました。

悠ボラの会の活動内容を教えてください。

活動に賛同してくれたのは、発案者の石井さん、宮原さん、袴田さん、そして私、佐久間の4名です。石井さんが手作りの絵葉書の先生をされていたので、最初は、作り方を教わりながら、その後は、毎月1回集まって、楽しくお茶を飲みながら、「悠ボラの会」として、はがきを作っています。
はがきは、会員それぞれが関係する施設の方に相談して、市内の3か所の施設(ディサービス)に通う方に送ることが決まりました。
施設から、利用者の承諾を得て、お誕生日とお名前を伺い、毎月、翌月にお渡しするはがきをこころを込めて作成しています。
現在3つの施設に、毎月15枚程の手作りの水切り絵葉書などをお届けしています。

その他の活動について

「悠ボラの会」では、毎月メンバーから500円ずつ会費を頂いています。はがき代や水切り絵葉書の材料費や通信費に使っています。また、月1回の活動日には、おやつを持ち寄って和気あいあいと活動しているので、材料費以外にほとんど会費からの支出がありません。毎月、たまっていく会費の使いみちをメンバーみんなで、相談したところ、地域ために使ってもらいましょう、それなら、市社会福祉協議会に寄付するのが良いのではないかと、昨年の10月に寄付させていただきました。

うれしかったことや印象に残るエピソードがあれば教えてください。

活動は、悠ボラの会として行っているのですが、はがきの差出人欄に作成者の名前を記載してあります。時たま、はがきを受け取っていただいた施設の利用者さんからお礼のお電話をいただくことがあり、とてもうれしくやりがいを感じます。長生きをすることは、素敵なことですが、手紙が来ても印刷された、ダイレクトメールや年金や保険の通知ばかり、そんな中で、私たちの手作り絵葉書が届くことを楽しみに待っていてくださる方がいることに、私たち自身も幸せな気持ちになります。

今後の抱負について

昨今は、個人情報のことがあり、施設の利用者さんの詳しいプロフィールなどを聞くことが難しいのですが、私たちのはがきをきっかけに、つながりができて、交流ができるようになればと思っています。
手作りの店「悠遊」を拠点に「悠ボラの会」は、人と人のつながりを大切にしていきたいです。


インタビューを終えて

「悠ボラの会」のみなさんの活動におじゃまして佐久間さんやメンバーにお話をうかがいました。皆さんとても楽しそうに活動されています。これも、地域の中に手作りの店「悠遊」という集いの場所があるからだと思います。これからも末永く活動を続けてくださいね。

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