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石井 義夫さん(2009年1月)

石井 義夫さん

石井 義夫 (いしい よしお)さん
昭和10年 相模湖町与瀬 生まれ。
地域の方に住民参加の地域福祉活動を知ってほしいという思いから、ペットボトルの募金箱設置のほか、ベルマーク、古切手の収集を始める。
花を育てることが好きなことから、春と秋に種をまき、多くの方々に分けてあげたり、学校に届けたりと、地域のいろんなところに、また近隣の地域に花を咲かせています。

 

「ボランティア活動」を始める

活動を始めるきっかけは?

旧相模湖町社会福祉協議会の事務局長に就任したことから、社協が進める住民参加による地域福祉活動を住民に知ってもらうために、工夫をしようと考えたことからです。
最初に始めた事は、住民の方にも気軽に募金に協力いただこうと募金箱を作り、商店に置いていただく活動でした。また、小学校で行っていたPTAの活動を参考に、ベルマーク・古切手・書き損じはがき等の収集も行いました。
収集の活動を始めながら、皆さんにも何か喜んでもらえることをしてあげたいと思い、花を育てる取組みを始めました。春・秋の年2回、花の種まき・苗を作り、つぼみがふくらむ頃、花壇に植えたり、地域の方に配布し、さらに学校や隣の藤野町地域にも届けることにしました。

花を育てる喜び

「ありがとう」の感謝のことばに意欲がわきます。

春には、マリーゴールド・千日紅・百日草を育てます。秋には、パンジー・ビオラ・葉ボタンを植えます。芽が出て、本葉がでて、花を咲かせることに生きがいを感じています。夏は特に、温度管理に気を使います。気温が20度以下の時に種まきをしないといけないことや、太陽に当てること、大雨には気をつけること、そして育てることの難しさを肌で感じます。その中で、花が咲き「ありがとう」と地域の皆さんが喜んでくれることがうれしくて、12年間も続いています。

活動を通して地域が広がったこと

活動を通して得たもの、やりがいは何でしょうか。

現在も古切手、ベルマークなどの収集・整理活動は、多くの方にご協力いただいているので、継続して行っています。
花の苗を年2回、1人暮らし高齢者のお宅に、5~6年継続して配布した時もありましたが、現在はさがみこリフレッシュセンターの花壇に植えたり、地区内の小学校や藤野町・津久井町地域の小学校に配布しています。当初は、相模湖町地域内に配布していましたが、配布先の小学校の先生が異動すると、その先々にまで花の配布の事が広まっていき、そこからまた人のつながりが生まれ、多くの方と交流することが出来、配布する範囲も広くなっていきました。
花を育てることは、人と人との関わりから生まれる活動であり地域や社協を通じて、横につながって広がっていくことを実感しています。
また、男の料理教室にも関わって仲間が増えています。今後は、同じ活動をしている他地域との方々と交流をしていきたいと考えています。

地域に仲間が広がるということ

今後の抱負をお聞かせ下さい。

花を育てる活動は、人と人との関わりの中から生まれる活動であることを体感しています。「手伝って!」と声をかけると、皆さん気持ちよく手伝ってくれます。声を出すこと、顔が見えること、仲間ができることで、人のつながりが広がっていきます。そこで出来た、人の輪を私は大切にしていきたいです。
その中での、人と人、地域と社協の関わり、関係機関との関わりを大切にしながら地域づくりができたらうれしいしです。
また、今後は同じような活動をしている他地区の方との交流を進めていきたいと思っています。


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